1次下請が労災かくし 元請の相談から発覚 延岡労基署・送検
2020.02.04
【送検記事】
宮崎・延岡労働基準監督署は、休業4日以上の労働災害が発生したにもかかわらず労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、土木工事業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で宮崎地検延岡支部に書類送検した。令和元年6月、同社労働者が胸椎1本、腰椎3本を骨折して3カ月以上休業する労働災害が発生している。
労災は、同社が1次下請として入場していた美郷町内の林道復旧工事現場で発生した。
同労基署は、元請からの相談を受けて捜査を開始した。労災から3カ月近くが経過した同年9月に、報告書が提出されている。
被災した労働者は作業中、斜面に落下していた。
【令和2年1月8日送検】