30~49人の事業場 ストレスチェック実施率30% 宮崎労働局・自主点検結果
2020.02.13
【監督指導動向】
事業場規模30~49人の企業におけるストレスチェックの実施率が30%だったことが、宮崎労働局が実施した自主点検で判明した。ストレスチェックは労働者数50人以上の事業場では実施が義務付けられているが、50人未満では「努力義務」扱いになっている。
調査は2019年3~5月、864事業場に対して点検票を郵送し、620事業場から回答を得たもの(回答率72%)。
それによると、ストレスチェックを実施したのは186事業場(30%)にとどまった。このうち、面接指導を実施したのは151事業場(81%)、結果の集団分析をしたのは152事業場(82%)、集団分析結果を職場環境改善に活用した事業場は135事業場(73%)だった。
事業場内のメンタルヘルス推進担当者を選任しているのは211事業場(34%)で、心の健康づくり計画を策定しているのはわずか91事業場(15%)と低調。