フォークリフトに轢かれたのに「階段から落ちた」 虚偽報告で書類送検 中之条労基署・運輸業者を
2020.02.19
【送検記事】
群馬・中之条労働基準監督署は、虚偽の内容を記した労働者死傷病報告書を提出したとして、運輸業者と同社取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で前橋地検に書類送検した。平成29年7月、同社倉庫で労働者が荷卸し作業中にフォークリフトと接触して4日以上休業する労働災害が発生していた。
同社は労災発生から約2カ月後、「労働者が階段から落ちて負傷した」との内容で報告した疑い。同労基署によると、「運転していた労働者が、フォークリフトの免許停止になるのではないかと思った。ベテランだったので辞められると困る」などと考えて、虚偽の報告をしたという。
被災した労働者からの相談で違反が発覚した。
【令和2年2月4日送検】