災害発生場所を偽って書類送検 元請への影響考えて隠蔽 小樽労基署倶知安支署・接客娯楽業を
2020.02.29
【送検記事】
北海道・小樽労働基準監督署倶知安支署は、災害発生場所を偽って記載した労働者死傷病報告を提出したとして、接客娯楽業者と同社事務担当者を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で岩内区検に書類送検した。平成31年4月、労働者が4日以上の休業する労働災害が発生していた。
被災した労働者は、蘭越町内で防雪柵撤去工事中に指を挟んで骨折した。
同事務担当者は、「自社倉庫で被災した」と記載した報告を提出している。同労基署は「元請への影響を考えて隠蔽した」と指摘したうえで、「虚偽報告をすれば、結局は元請に迷惑がかかる」と注意を促している。
【令和2年1月20日送検】