右腕切断労災で書類送検 囲いなどを設けず 長岡労基署
2020.03.02
【送検記事】
新潟・長岡労働基準監督署は、令和元年8月に発生した労働災害に関連して、紙・パルプ製造業者と同社長岡工場工務部課長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で新潟地検長岡支部に書類送検した。
労災は、長岡工場内で発生したもの。労働者が特殊紙を通すロール機に付着した紙片を除去する作業に従事していた際、右手を機械に巻き込まれて切断している。
同社は作業を行わせる際に、危険を及ぼす部分に対して囲いを設けるなどの安全対策を行わなかった疑い。「機械も停止せずに作業を行わせていた」(同労基署)という。
【令和2年2月13日送検】