圧縮梱包機へ転落、労働者が死亡 安全対策怠った鉄・非鉄の解体・販売業者を送検 飯田労基署
2020.03.03
【送検記事】
長野・飯田労働基準監督署は、令和元年12月に発生した死亡労働災害に関連して、鉄・非鉄の解体や販売を行う業者と同社代表取締役および取締役兼工場長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)などの違反の疑いで長野地検飯田支部に書類送検した。
労災は、同社工場で発生したもの。労働者はフォークリフトで地上から高さ3.2メートルまで持ち上げられたパレット上で、フレキシブルコンテナバッグを圧縮梱包機の投入口に落とす作業を行っていた際に被災した。バッグが投入口に詰まったのを解消しようとしたところ、機械内部に転落して挟まれている。
同社は機械の詰まりを解消する作業を行わせる際、機械の停止を怠った疑い。さらに、投入口の周囲に高さ75センチ以上の丈夫な柵を設けるなどの安全対策も講じていなかった。
【令和2年2月3日送検】