安全装置なく爆発で死亡災害 プラント施工業者を送検 福岡労働局

2020.03.30 【送検記事】
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 福岡労働局は、安全装置が備えられていないタンクを使用させていたとして、プラント設計・施工事業を営む6次下請の業者と同社会長および現場責任者である4次下請会社役員の計1社2人を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置など)違反などの疑いで福岡地検飯塚支部に書類送検した。平成30年10月13日、プラント内のタンクが爆発しフジ・グローバル・ジャパンの労働者1人が死亡する労働災害が発生している。

 同労働者が小竹酸化マグネシウムプラント内で酸化マグネシウムと水素を生成する反応試験を行っていたところ、試験中のタンクが爆発。胸部や肺を打撲し、即死した。爆発は風圧で扉を吹き飛ばす規模だったが、同プラント内で作業に従事していた他の7人の作業者らに怪我はなかった。

 タンク内には安全弁が備えられていなかったため、圧が抜けずに大きな爆発となった。同社は労働者に対し、安全弁など安全装置が備えられていないタンクを使用させていた疑い。

【令和2年1月14日送検】

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