「ホワイト事務所」の実現/福岡労務経営事務所 代表 福岡 英一

2020.03.29 【社労士プラザ】
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福岡労務経営事務所 代表 福岡 英一 氏

 大手生命保険会社を定年退職後の平成20年8月の社労士試験に合格し、翌年9月、福岡労務経営事務所を立ち上げた。

 その後、23年8月の社労士試験に娘の鎌倉美智子が合格し、親と娘で事業を営むようになった。

 そして、知り合いの社労士等に依頼するような形で組織拡大を図った。

 現在は、ハローワーク募集、ならびに採用サイトを使った募集に切り替え、応募者の中から最適と思われる人材を採用している。

 採用に当たっては、最低半日はかけ、面接、テスト、カードワーク等を行い、事務所の経営理念や行動指針に共感して、仲間と一緒にやっていけるパーソナリティーの持ち主かどうかを大切にしている。

 ありがたいことに、直近の採用では1人の求人に対して、2週間で40人を上回る応募があった。これは鎌倉美智子が立ち上げた「㈱採用と支援」の効果を地でいくものだった。

 さて、弊事務所は次のように労務環境を整備し、事業展開をしている。

 ① 原則として残業なし。

 ② 年次有給休暇はほぼ自由に取れる(ただし、夏休みと冬休みに計画年休あり)。休みの時は、各社員がお互いに助け合ってカバーしている。チームワークが良い。

 ③ 1時間単位の年休も設けており、子供や家族のことなど、不意の出来事があっても、遅刻あるいは早退扱いにせず、年休扱いにできる。

 ④ 労働時間管理は「Touch on Time」を使用し、朝は9時始まり、退社時刻は1分単位で管理している。極めて透明感が強い。

 ⑤ 教育訓練休暇制度があり、たとえば、社労士試験をめざしている人は、8月に夏季休暇以外に5日間の教育訓練休暇(有給扱い)を利用して受験勉強をすることができる。

 しかし、重要なのは制度論でなく、もっと根本的な生き方や考え方の問題である。私自身のサラリーマン生活を振り返り、売上げ目標や収益の拡大が前面に出て、人としての生き方や考え方が軽くみられていたという反省に基づいている。

 一生懸命働くということは喜びであり、幸せな人生につながらないといけないと考えている。

 そうした視点から、「生き方・考え方」について記載した書物や日めくりカレンダーなどを使って、読み合わせ・意見交換を行っている。

 そのことが福岡労務経営事務所としての考え方のベクトル合わせになり、身を持って幸福感を感じられる「ホワイト社労士事務所」運営につながっていくものと確信している。

福岡労務経営事務所 代表 福岡 英一【奈良】

【公式webサイトはこちら】
http://www.fukuoka-roumu.com/

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令和2年4月6日第3251号10面 掲載
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