同一労働同一賃金 不合理な待遇差の理解不足に課題 岡山労働局調べ
2020.05.04
【監督指導動向】
岡山労働局が取りまとめた働き方に関するアンケ―トで、同一労働同一賃金の対応について多くの企業が「何が不合理な待遇差なのか分からない」という課題を抱えていることが分かった。
アンケ―トは昨年7月、県内企業を対象に行い、309社の回答を得た。正社員と非正規社員の不合理な待遇差が禁止されることは96.8%が「知っている」と回答している。対応するうえでの課題をみると、「何が不合理な待遇差なのか分からない」が最多の182社に上った。次いで、「人件費が増加する」137社、「社内の風土や文化を変える必要がある」67社、「どのように取り組めば良いのか分からない」51社と続いている。
同労働局はアンケート結果を受け、セミナーや働き方改革推進センターをとおして周知に努めていくとした。