【安全衛生・お薦めの一冊】『心療内科産業医と取り組む ストレスチェック集団分析 職場改善への活用手順と実践例』

2020.04.28 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

専門家なしで職場改善

 企業のストレスチェックの実施率は高くなったが、集団分析や職場環境改善につながっているとはいい難い。

 本書は、専門家による十分な支援リソースが得られない企業でも、労務担当者が集団分析結果を確認して、職場改善に取り組むために必要な知識を身に付けることを目的としている。特にケーススタディが参考になる。

 例えば、労働時間や生活習慣との関連を検討した建設業P社。残業時間や生活習慣病の有無、異動や単身赴任などの環境変化がストレスに影響を与えていることが分かった。そのため、「残業削減」と「メタボ予防」を目標にする年度計画を決定。「繁忙期後の代休取得日を先に決めておく」「食事や運動習慣の重要性について勉強会を開き、職場で共有する」といった取組みを開始した。

 集団分析結果の読み解き方から職場改善活動の進め方まで網羅。テーマごとのコラムも充実している。

(石澤哲郎著、第一法規刊、TEL:0120-203-694、四六判、264ページ、2300円+税)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

2020年5月1日第2353号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。