ブロック塀倒れ労働者3人が下敷きに 建設業者を送検 池袋労基署
2020.05.22
【送検記事】
東京・池袋労働基準監督署は、コンクリートブロック塀の倒壊防止措置を怠ったとして、建設業者と同社代表取締役を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反などの疑いで東京地検に書類送検した。掘削作業中にコンクリ―ト塀が倒れ、労動者3人が下敷きになっている。
平成29年11月21日、労働者らは東京都板橋区蓮沼町の宅地造成工事現場でコンクリートブロック塀を補強するために、地面を掘削して溝を作る作業に従事していた。通常は塀を補強や移設するなどの措置を講じなければならなかったが、同社はこれを怠った疑い。塀は高さ約1.8メートル、長さ約17メートルのものだった。下敷きになった労働者らは重傷を負い、最低でも3カ月を要する休業となっている。
【令和2年3月25日送検】