技能実習 残業代不払いで縫製業2社を送検 総額536万円に 福山労基署
2020.05.12
【送検記事】
広島・福山労働基準監督署は、技能実習生に対して割増賃金を支払わなかったとして、縫製業の2法人2人を労働基準法第37条(時間外、休日の割増賃金)違反の容疑で広島地検福山支部に書類送検した。
2社は、福山市内の同一敷地内で同一建屋を使用し、衣類製造などの縫製業を営んでいる。
1社は平成31年4月、中国人技能実習生3人の時間外労働に対して、1時間当たり450円または500円のみを支払うことで、法定の割増賃金を支払わなかった疑い。もう1社も同様に、時間外労働の単価を1時間500円に設定していた。
不払い総額は、1社においては29年10月~令和元年7月の1年10カ月で約290万円に上る。もう1社では、30年4月~令和元年4月の1年4カ月で約246万円に及ぶ。
【令和2年3月2日送検】