1000万円超の賃金不払いのケースも 令和元年は合計9件を書類送検 鹿児島労働局
2020.07.15
【監督指導動向】
鹿児島労働局は、令和元年(平成31年)に労働関連法令違反に関する書類送検の状況をまとめた。労働基準法関係で3件、労働安全衛生法関係で6件の合計9件を処分している。
労基法関係は、すべてのケースが賃金不払いに関するものだった。たとえば10月に送検した飲食業者は、全6店舗計57人に対し、総額1000万円以上を支払っていなかった(=関連記事)。
一方、安衛法関係をみると、墜落関係が6件中3件と半数を占めた。ゴルフコースの倉庫において屋根の養生作業を行わせた際、スレート屋根を踏み抜いた事例などがある(=関連記事)。この他、労災かくし、車両系建設機械転落防止措置未実施、フォークリフトの無資格運転が各1件だった。