重機の用途外使用で送検 72歳の労働者が死亡する労災発生 豊田労基署
2020.07.30
【送検記事】
愛知・豊田労働基準監督署は、車両系建設機械を用途外使用したとして、建設業者と同社現場作業責任者を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で名古屋地検岡崎支部に書類送検した。令和2年1月13日、豊田市内の土砂集積場において、同社の72歳の男性労働者が被災する労働災害が発生している。
被災者は、鉄製外壁を修繕するためにコンクリート圧砕機のアタッチメントの下で、鉄板の溶接作業を行っていた際、降下してきたアタッチメントと床面との間に挟まれ、重傷頭部外傷で死亡した。
同社は、解体用機械であるコンクリート圧砕機を、本来の用途ではない鉄板を押さえる作業に使った疑い。
【令和2年6月10日送検】