研修講師業務のすすめ/オフィス・カバーズ藤井社会保険労務士事務所 所長 藤井 大介

2020.09.06 【社労士プラザ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

オフィス・カバーズ 藤井社会保険労務士事務所 所長
藤井 大介 氏

 平成27年に開業した私は、社労士としてまだまだ経験が浅い。だが今収益を急激に伸ばしている業務がある。それが研修講師である。すでに登壇数は300以上で、講師満足度はプロ基準といわれる90%を超える97%前後だ。これはプロの中でも高いらしい。

 理由は、私が社労士だからだ。もし、私以上に一般企業などで管理職や営業の経験が豊富な社労士であれば、さらに多くの企業や自治体に喜んでもらえることは間違いない。

 もし皆様の周りにそういった社労士がいれば、ぜひビジネススキル研修の依頼を打診していただきたいと思う。

 なぜなら今までは「社外総務部」としての顔しかみせなかった社労士が、大手研修会社の講師と同等またはそれ以上に、説得力のある講義をしてくれる可能性が高いからだ。

 そういった社労士に研修を依頼するメリットは多数ある。それは、①法的な労使トラブル予防の視野に入れてビジネススキルを教えることができる、②研修後に必要な社内ルールの改変や実際の労使トラブルに直接社労士として介入できる、③定期的に研修依頼することで社内の理解が進み、労務管理上の相談も可能になる――などである。

 当然これらのメリットが提供できる社労士は、今後は今以上に頼れる社外ブレーンとして認められ、その分収益が増えるだろう。1日の研修で18万~37万円以上の報酬をいただいた上に、普段ではお目にかかれない方ともお話しでき、感謝される業務は、ほかにはなかなかない。

 「講師としてどうすれば良いのか分からない」という先生方は、連絡をいただければ今まで培った私のノウハウをお伝えする。興味のある先生方が多ければオンラインでのノウハウ公開をする用意もある。

 ただ、今の私には弱点も多い。とくに手続き業務はまだまだ半人前である。その分野の補強は急がねばならないが、一方でこれからの社労士業界は「総合病院化」すると思っている。どの医師も医師免許は持っているが、内科、外科、皮膚科などの専門領域によって完全に独立しているではないか。理由はそれぞれの分野の専門性が高くなり、一人で全てをこなすことはほぼ不可能になっているからだ。

 私は今後、主に広島県下でなんらかの形でチームを作り、それぞれの得意分野で活躍する先生方との協業や連携をしていきたいと思う。広島の社労士の先生方で、興味がある方は連絡をいただければ幸いである。なぜならそれが最も顧客のためになる仕組みだと思うからである。

オフィス・カバーズ藤井社会保険労務士事務所 所長 藤井 大介【広島】

【webサイトはこちら】
https://www.covers-hiroshima.jp/

関連キーワード:
令和2年9月7日第3271号10面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。