【今週の労務書】『精神疾患にかかる障害年金請求手続完全実務マニュアル』

2017.01.21 【書評】
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社会保障の実情も示唆

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 障害年金のエキスパートである社労士による年金請求手続きの指南書である本書は、新しいガイドラインや法改正を踏まえ、内容が刷新された。表題では「精神疾患」と謳っているが、他の障害にかかる請求手続きに共通した情報も豊富。

 障害者の生活を保障し、雇用の安定を図るうえでも障害年金は有用である。制度の概要や手続きの流れを丁寧に解説しているのに加え、支給認定の難しさから、診断書を書く医師や年金事務所、障害者本人および家族とのかかわりに相応の知恵も要することが著者の豊富な経験から率直に述べられ、障害年金をめぐる現状が垣間見える。

 健保の障害手当金や労災保険給付との関連にも触れており、企業内でも手引きとして活用できる。

(塚越良也著、日本法令刊、TEL:03-6858-6967、3000円+税)

平成29年1月16日第3096号16面 掲載
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