労働者2人が生き埋めで1人死亡 土砂崩壊対策を講じずに送検 鳴門労基署
2020.10.21
【送検記事】
徳島・鳴門労働基準監督署は、平成31年4月に発生した労働災害に関連して牧場運営業者を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で徳島地検に書類送検した。土砂崩壊による危険防止措置を講じていなかった疑い。
労災は、牧場敷地内で排水管埋設作業を行っていた際に発生した。牧場の労働者2人および同牧場グループ企業の労働者1人が地面を掘削して排水管を埋設していたところ、深さ約2.4メートルの掘削溝の側面が崩壊した。この結果、溝内にいた同牧場の労働者が生き埋めとなって死亡し、グループ企業の労働者も重傷のケガを負っている。
【令和2年8月20日送検】