違反率75.9% 運輸交通業では88.3% 労働時間関係の違反めだつ 愛媛労働局・令和元年監督結果
2020.10.24
【監督指導動向】
愛媛労働局は、令和元年に実施した定期監督結果を公表した。合計1810件実施し、75.9%の事業場で労働基準関係法令違反が発覚している。
年間100件以上実施した業種について、業種別の違反率をみると、運輸交通業が88.3%で最も高かった。以下、接客娯楽業84.1%、保健衛生業78.1%、商業77.0%と続く。
主な法違反では、労働時間関係が438件で最も多い。時間外・休日労働に関する労使協定(36協定)の締結・届出がないにもかかわらず、労働者に法定労働時間を超えて時間外労働を行わせているなどのケースがあった。
このほか、割増賃金関係は376件、安全基準関係は320件だった。