労働者が右足骨折 4カ月休業も労災死傷病報告提出せず 建設業者を送検 苫小牧労基署
2020.12.07
【送検記事】
北海道・苫小牧労働基準監督署は、労働者死傷病報告書を遅滞なく提出しなかったとして建設業者と同社取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反などの疑いで苫小牧区検に書類送検した。労働者が右足を骨折し、約4カ月間休業している。
災害は令和2年3月5日、北海道厚真町の建設工事現場で発生した。オペレーターが建設機械のアタッチメントであるグラップルで鉄板を持ち上げ、被災者がスコップで鉄板上の泥を掻き出していた。グラップルが外れて鉄板ごと落下し、被災者の右足に直撃して怪我を負ったにもかかわらず、同社は死傷病報告を提出しなかった疑い。
【令和2年12月1日送検】