女性労働者が鉄板に挟まれ指を切断 労災かくした金属製品製造業者を送検 東金労基署
2020.12.22
【送検記事】
千葉・東金労働基準監督署は、労働者死傷病報告書を遅滞なく提出しなかったとして金属製品製造業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで千葉地八日市場支部に書類送検した。女性労働者1人が右指を切断する労働災害が発生している。
災害は令和元年6月17日、同社の第4工場で発生した。労働者が機械で金属を研磨する作業を行っていたところ、近くにあった鉄板が倒れて指が挟まった。鉄板は厚さ4センチ、大きさ40センチ四方、重さ50キロのもので、労働者は右母指基節骨を粉砕骨折したうえ、切断に至っている。約2カ月の休業となったにもかかわらず、同社は死傷病報告を遅滞なく提出しなかった疑い。同労基署による捜査後、災害から1年5カ月を経て提出している。
【令和2年11月5日送検】