軟弱地盤に土止め支保工設置せず送検 マンション新築工事で死亡労災 上野労基署

2021.01.07 【送検記事】
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 東京・上野労働基準監督署は、地山の崩壊のおそれがある場所で必要な対策を怠ったとして、建設業者と同社代表取締役を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで東京地検に書類送検した。地山が崩壊し、労働者が生き埋めになって死亡する労働災害が発生している。

 労災は、令和元年11月14日に台東区内の共同住宅新築工事現場で発生した。同社は2次下請として入場し、地盤改良工事などを請け負っていた。

 現場は地盤の柔らかい場所で、幅約1.85メートル、深さ約1.90メートル、長さ約3.73メートルの掘削を行ったところ、相当量の水が湧いた。

 同社の60歳代の男性労働者が…

【令和2年11月13日送検】

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