- 2024.11.21 【書評】
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【書方箋 この本、効キマス】第90回 『五葉のまつり』 今村 翔吾 著/大矢 博子
秀吉に仕えた裏方の苦労 戦国小説の華といえば合戦、というイメージがある。織田信長なら本能寺、徳川家康なら関ヶ原がクライマックスに用意されるのは当たり前、槍働きだの戦術だのに読者はいつも胸躍らせる。 だがちょっと待って。その戦、槍を片手に颯爽と馬で駆けるかっこいい武士だけで成り立っているわけではない。 戦をやるには準備や後方支援がいる……[続きを読む]
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