書評

2025.04.26 【書評】
【今週の労務書】『コンメンタール 労働安全衛生法』 NEW

適用の実態を逐条解説  労働安全衛生法の逐条解説を通じ、事業者に課された措置や法令の理念を解説したのが本書である。  条文の趣旨や制定経緯に加え、関連する刑事・民事裁判を解説。さらに、長年実務に当たってきた労働基準監督官や技官へのインタビューなどを踏まえ、適用の実態を微に入り細に入り紹介している。たとえば安全管理体制関係についてJCO東海……[続きを読む]

2025.04.25 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『コンメンタール 労働安全衛生法』 NEW

事業者の措置を逐条解説  労働災害多発の時代に人命尊重の理念のもとで制定された労働安全衛生法。本書は、逐条解説を通じて、事業者に義務付けられた措置の趣旨と法律の理念を詳らかに解説している。  条文の趣旨、制定の背景事情、関係判例、行政通達、さらに長年実務に当たってきた厚生労働省の監督官・技官へのインタビューなど、さまざまな情報を集めており……[続きを読む]

2025.04.24 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第109回 『NEXUS 情報の人類史』 ユヴァル・ノア・ハラリ 著、柴田 裕之 訳/濱口 桂一郎 NEW

AIがおかしくする世界  世界中がおかしい。とりわけアメリカがおかしい。おかしいトランプ大統領が世界を振り回している。日本もおかしい。とりわけ大統領型で選ばれる知事や市長がおかしい。これは一体何が起こっているのか? 著者は、その近い原因をAI(人工知能)に、遠い原因を人類が生み出した共同主観に求める。だから本書は、アクチュアルな現代社会論……[続きを読む]

2025.04.19 【書評】
【今週の労務書】『これなら使える!小さな会社の「シンプル人事制度」』

全7ステップで構築へ  本書は、中小企業の人事制度の構築支援を行ってきた社会保険労務士が、従業員規模30人までの小規模企業向けに人事制度の作り方を紹介している。専門知識がなくても作れるよう、簡潔な内容とした。  構築までのステップとしては、「プロジェクトチーム結成」、「経営理念の確認」、「現状分析」、「等級制度設計」、「評価制度設計」、「……[続きを読む]

2025.04.17 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第108回 『ブレイクショットの軌跡』 逢坂 冬馬 著/大矢 博子

車を通じて描く現代の闇  以前この欄でも紹介したデビュー作『同志少女よ、敵を撃て』で第二次世界大戦での独ソ戦を、続く『歌われなかった海賊へ』でナチス政権下のドイツを描いた逢坂冬馬。今ではない時代・ここではない場所をあえて描くことで、現代日本に暮らす読者に新たな視座を与えてくれた。  ところが3作目で大きく路線を変えてきたから驚いた。「今」……[続きを読む]

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