書評

2025.01.18 【書評】
【今週の労務書】『個人と組織の心理的距離』 NEW

「離れる行動」に要注意  本書では、個人の心理的な変容と行動が、組織との関係性にどう影響するかを分析している。個人は組織に所属している限り、日々の業務や周囲とのかかわりなどの経験によって心が揺れ動き、組織との関係性を模索するために行動する、といったプロセスを繰り返すとした。  行動は、「組織に近づく」、「離れる」、「距離を置き、保つ」の3……[続きを読む]

2025.01.16 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第95回 『色の物語 青』 ヘイリー・エドワーズ=デュジャルダン 著、丸山有美 訳/とに~ NEW

古代から現代の作品色々  美術を楽しむ第一歩。それはまず、好きな美術作品を見つけることです。しかし、そうは言われても、美術に苦手意識がある方にとっては、そもそも好きな美術作品を選ぶことすら難しいかもしれません。“あぁ、やっぱり自分には美術を観るセンスがないんだ…”なんて思わないでください。どんな方だって、服屋さんやインテリアショップで自分……[続きを読む]

2025.01.11 【書評】
【今週の労務書】『メンタルヘルスの基礎知識と運営のコツ』

誤解招かぬ言葉遣いを  元陸上自衛隊心理教官などカウンセリングに長けた著者陣が、「メンタルヘルス対策の形は作ったが、あまり有効に働いていない」企業向けに、基礎知識から運営のポイントまでを解説する。効果の上がらない企業が陥りやすい3つのケースを紹介し、見直しを促している。  1つは、「施策が誤ったメッセージを発信しているケース」を挙げた。企……[続きを読む]

2025.01.09 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第94回 『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』 エマニュエル・トッド 著/濱口 桂一郎

能力主義から寡頭制へ!?  本欄でエマニュエル・トッドを取り上げるのは約2年ぶりだが、前回(参考記事=【書方箋 この本、効キマス】第4回 『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』エマニュエル・トッド 著/濱口 桂一郎)の本がトッド人類史の総括編であったのに対し、今回の本はロシア・ウクライナ戦争について世の常識と正反対の議論をぶちかまし、……[続きを読む]

2025.01.05 【書評】
【書方箋 この本、効キマス スペシャルゲスト選集(2024年下半期②)】『そんな言葉があることを忘れていた』『あの日の風を描く』『ウナギが故郷に帰るとき』ほか

労働新聞で好評連載中の書評欄『書方箋――この本、効キマス』から、2024年10~12月に公開したスペシャルゲストのみなさまにご執筆いただいたコラムをまとめてご紹介します。 『そんな言葉があることを忘れていた』 せきしろ 著/すずめ園(自由律俳人) 「春の泥で汚れたバスに乗れなかった人」、「雪を触りたいのか赤子の手」、「晴天なのに静寂の過疎……[続きを読む]

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