『トラブル防止』の労働関連コラム

2024.06.29 【書評】
【今週の労務書】『会社や社員が犯罪に巻き込まれたときどうする?――小さな事件からITセキュリティまで警察への依頼の仕方』

相談記録が客観証拠に  社員のストーカー被害、社内の窃盗、社員の逮捕など、被害・加害問わず会社で起こり得る多様なケースについて、元警察官の著者らが警察への効果的な相談方法を解説する。  たとえば「電話対応中に暴言を吐かれ、会社に火を着けると言われた」事件では、「警察に被害  事件捜査に至った場合の、供述調書の対応にも触れる。丸1日を要する……[続きを読む]

2022.09.27 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『人事担当・管理職のためのメンタルヘルスの教科書』

トラブル回避へ基本学ぶ  「私が病気になったのは仕事が多過ぎたから」という理由で裁判を起こされたり、多額の慰謝料を請求される時代となった。企業が従業員の体調管理を行うのは当たり前で、精神面をフォローする「メンタルヘルス・マネジメント」に取り組む必要があると産業医の著者は指摘する。  本書はメンタルヘルス対応の基本を学ぶためのもの。「企業に……[続きを読む]

2022.08.13 【書評】
【今週の労務書】『Q&A 解雇トラブル後の実務ポイント 合意退職・復職の手続と対応の留意点』

無効後に着目して解説  制限規定や権利濫用に抵触した場合、解雇は無効となる。どのようなケースが無効になるのかは、判例の蓄積や法律の整備によりある程度明確化が図られている。一方、解雇を取り消したり、無効になった後については、ルールが未整備であり、ケースごとの法律解釈に委ねられることが多い。  本書は解雇後に発生する可能性のある問題に着目し、……[続きを読む]

2021.01.16 【書評】
【今週の労務書】『労務トラブル 予防・解決に活かす“菅野「労働法」”【3訂版】』

事例挙げて対策示す  本書は、菅野和夫東京大学名誉教授の著書「労働法(第12版)」(弘文堂、2019年11月)をもとに、労働者の採用から退職までの労務管理の場で直面するトラブル事例とその予防・解決策を分かりやすく解説したもの。複数の社会保険労務士が執筆し、弁護士が監修した。  取り上げているテーマは、労働契約・就業規則、職場のハラスメント……[続きを読む]

2018.06.09 【書評】
【今週の労務書】『会社のやってはいけない!』

裁判例から失敗を学ぶ 無断で残業する社員への対応、給与の引下げから「バイトテロ」の防止まで、67のケースにおける会社がやってはいけない行為を豊富な裁判例を交えながら紹介している。 専門用語をできるだけ避け、平易で分かりやすい表現になっているため、初めて部下を持った管理職やスタートアップ企業などにもお勧めの一冊。 「バイトテロ」の防止では労……[続きを読む]

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