『ヒヤリ・ハット』の労働関連コラム

2024.07.29 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『セーフティⅡとは? 「失敗を減らす」から「成功を増やす」へ』

現場のしなやかさを高める  本書が提案する「セーフティⅡ」は、上手くいく可能性が高い成功例を増やすという考え方。再発防止対策を立て、設備を改良し、安全な作業方法を決めて守らせる従来型の事故防止手法は、失敗を減らして労働災害防止に効果を上げてきたが、結果としてマニュアルが増え続け、現場が持っていた〝しなやかさ〟が失われていったと著者は指摘す……[続きを読む]

2023.02.27 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】現場で進むスマホの活用

 安全衛生分野のIT化の波は留まるところを知らない。建設業でのICT、危険体感訓練でのVR技術、熱中症予防で効果を発揮するウェアラブルセンサーなどデジタル化は広範囲に及ぶ。  その一連の流れにあるのが、現場でのスマートフォンの活用だ。いまやほとんどの人が所有する身近なツール。スマホを利用して労働災害防止に役立てる事業場が増えてきた。今号、……[続きを読む]

2022.10.10 【監督指導動向】
局長が大規模工事現場をパト 足場使用前の点検など安全対策を確認 埼玉労働局

 埼玉労働局は、全国労働衛生週間の準備月間に合わせ、管内の建設現場約70カ所にパトロールを実施した。さいたま市内で竹中工務店が施工する大規模建設現場に対しては、同労働局の久知良俊二局長が自ら赴いて公開パトロールを行い、安全対策の状況を点検している=写真。  久知良局長は、高所作業車を使用する際や足場の使用前などにチェックリストを活用してい……[続きを読む]

2022.03.29 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『現場の朝礼で役立つ安全衛生60秒スピーチ集』

話材に使えるテーマ満載  本書は製造現場や建設現場での事故や災害を未然に防ぐための安全衛生対策を、朝礼に活用できるよう、時季に合った話題や災害・事故の原因と対策を60秒程度で話せる151のテーマに凝縮して説明している。  1章から3章までは安全衛生の心得、4章から8章は不安全な環境や行動の改善、危険な作業対策と緊急時の処置、9章以降は点検……[続きを読む]

2022.02.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】ヒヤリ・ハットに一工夫を

 大型重機にぶつかりそうになって「ヒヤッ」とした、はしごを登ってみたら意外と高所であることに気がついて「ハッ」とした――。知らず知らずのうちに危険とニアミスをしていたり、不安全な行動をしてしまうことを「ヒヤリ・ハット」と表現している。  ヒヤリまたはハッとした体験は報告書にまとめて提出することで危険の発生源が明確になったり、自身はもちろん……[続きを読む]

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