『不安全行動』の労働関連コラム

2024.08.09 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】低い位置でも作業時は油断なく

 「1mは一命取る」という言葉。安全担当者なら、必ずと言っていいくらい聞き覚えがあるだろう。日本人男性の平均身長が170cmとすると、高さ1mの場所なら頭部の位置は2m70cm。もし、この高さからバランスを崩して墜落し、頭部を強打したとすると十分に致命的な災害になる。つまり、低い場所でも決して油断してはならないという戒めだ。  1mでも重……[続きを読む]

2024.06.11 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】油断で起こるヒューマンエラー

 1メートルは一命とる――。低い箇所からの墜落でも、身体の打ちどころによっては、命とりになりかねないという意味を持つ安全講話ではお馴染みの言葉だ。作業をするときは、低い箇所といえども安全に配慮し、気をつけなければならない。今号、「安全衛生眺めてみれば」では徒然草の一節、「高名の木登り」を用いて油断や自信過剰が原因となるヒューマンエラーにつ……[続きを読む]

2023.12.26 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『建設現場におけるヒューマンエラー防止対策事例集[改訂第2版]

原因を分析し対策を紹介  建設業界では、機械化・無人化などハード面の強化が進んでいるが、依然として労働者の不安全行動が原因の災害が後を絶たない。背景には未経験者や外国人の増加、高齢化などの課題が挙げられる。  本書は平成24年に第2版を出版したが、災害内容が多様化しヒューマンエラーもより効果的な対策が表れてきたとして整理、改訂したもの。災……[続きを読む]

2022.07.26 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『上司・リーダーのためのついついやっちゃう不安全行動改善の手引き』

対話を通じて心を開く  安全通路のショートカット、保護具の着け忘れ、作業手順の無視――。「これくらいなら大丈夫」とついついしてしまう不安全行動をどうなくすか。本書では、17の不安全行動事例を取り上げ、「動機付け面接」の手法を用いて部下の心に指示を届ける指導のコツを説明する。  例えば、安全通路外の歩行(ショートカット)では、「お疲れさま、……[続きを読む]

2021.07.27 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】一声掛けにも相手に気づかい

 多くの現場で行われている「一声掛け運動」。仲間が不安全行動を行いそうになったとき、現場を巡回して何か気になったことがあっときなど気さくに声をかけることで、仲間に気づきを与えたり、災害を未然に食い止める活動だ。  一声掛け運動を機能させるには、日ごろからコミュニケーションをとって、よい雰囲気をつくっておくことが重要といえる。現場のムードを……[続きを読む]

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