『人的投資』の労働関連コラム

2024.05.30 【主張】
【主張】同じ轍踏まぬ育成就労に

 在留資格「育成就労」を新設する法案が衆議院を通過した。法案では公布から3年以内に施行されるとされており、成立すれば制度開始から三十有余年を経て、技能実習制度が衣替えを果たすことになる。  衆議院の審議を経て法案には一部修正が加わり、附則のなかに「政府の措置」4項目、永住資格取消しに当たっての配慮に関する項目が盛り込まれた。前者においては……[続きを読む]

2023.02.05 【社労士プラザ】
地域の活性化に貢献 健全な企業経営を支援し/行政書士・社会保険労務士・FP 小島事務所 所長 小島 卓哉

 開業前、地方公共団体の外郭団体である財団法人で30年近く経営管理部門の仕事をしてきた。私が採用された当初は、正職員20人ほどしかいない小さな財団法人だったが、今では従業員1000人を超える規模の団体になっている。その間に人事給与や退職金制度の大幅な改定、給与・会計システムの導入と見直し、勤怠管理システム導入による効率化、人事評価や研修制……[続きを読む]

2022.11.04 【主張】
【主張】ベア3%は必達の目標に

 20年以上にわたる賃金の低迷から抜け出すには、1%の上乗せはいかにも物足りない。連合は来春の労使交渉に向け、定期昇給分込みで「5%程度」の賃上げを求めるとする基本構想をまとめた(関連記事=賃上げ分3%程度要求へ 基本構想まとめる 連合)。2016年から掲げてきた「4%程度」の目標を引き上げたもので、ベースアップに当たる賃上げ分を2%程度……[続きを読む]

2022.09.08 【主張】
【主張】出向助成の厳格な運用を

 厚生労働省は来年度、産業雇用安定助成金の新コースとして、スキルアップ支援コース(仮称)を導入する(関連記事=人への投資 出向通じた能力向上促進 助成金に新コース 厚労省・令和5年度)。新型コロナによる経営への悪影響を受けていない場合であっても、企業が労働者の能力向上を目的に他社への在籍出向を行う場合に、出向労働者の賃金の一部を助成してい……[続きを読む]

2022.07.14 【主張】
【主張】人への投資にもう一手を

 厚生労働省がまとめた「職場における学び・学び直し促進ガイドライン」は、企業主導型の職業訓練の強化を図り、労働者の自律的・主体的かつ継続的な学び・学び直しを促すことが重要と訴えている。冒頭からOff―JTや自己啓発支援の必要性を指摘し、日本企業ではそれらの費用がGDP比で0.1%(2010~14年の数値)に過ぎず、米国(2.08%)やフラ……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。