『人的資本』の労働関連コラム

2025.06.15 【社労士プラザ】
人的資本をはぐくむ/まちだ社会保険労務士事務所 町田 仁美

 近年、人的資本経営が注目されている。人材を「コスト」ではなく「組織の成長を支える大切な資本」と捉え、その価値を最大限に引き出し、企業価値を高めていくという考え方である。国の指針や国際規格も整備され、上場企業だけでなく中小企業でも、人の成長支援や働く環境づくりに力を入れる動きが広がっている。また、会社が社会から選ばれるために、一人ひとりを……[続きを読む]

2025.02.23 【社労士プラザ】
人的資本経営が本格化/産学連携シンクタンク 一般社団法人iU組織研究機構 代表理事 松井 勇策(社会保険労務士)

 労働基準法の大改正が具体化しつつある。2023年から検討が進められ、今年1月には労働基準関係法制研究会が具体的な方向性を示す報告書を取りまとめた。この改正は、40年以上にわたって日本の雇用システムを支えてきた労基法を根本から見直すものとなる。  報告書の要所として、同一の場所で同じような働き方をする人々を一括して管理するという従来の「労……[続きを読む]

2024.11.02 【書評】
【今週の労務書】『マネジメントのリスキリング』

「学び直し」に最適  働き方の多様化や「人的資本経営」への関心の高まりなど、マネジャーに求められる役割は年々大きくなっている。一方、マネジメントスキルに自信があるのかどうかを尋ねた調査によると、自信ありと答えられたマネジャーは4人に1人に留まるそうだ。  本書はマネジャーになって数カ月から数年の課長相当職をターゲットに、仕事の与え方(ジョ……[続きを読む]

2024.09.22 【社労士プラザ】
中小企業こそ人的資本経営/社労士事務所HR人事支援研究所 代表 清水 秀城

 私は開業して13年目の社労士として、中小企業の組織づくりを支援している。従業員がチームの一員として成長や達成感を感じられる職場環境を構築することをめざし、経営者の人事課題に対応している。とくに若手人材の採用や離職、管理職の育成が年々重要視されるようになっている。  現在、大企業を中心に「人的資本経営」が注目されているが、中小企業だからこ……[続きを読む]

2024.09.21 【書評】
【今週の労務書】『人的資本経営ストーリーのつくりかた 経営戦略と人材のつながりを可視化する』

「総付加価値」を指標に  日本生産性本部の人的資本経営の測定・開示ワーキンググループで座長を務めた著者が、人的資本経営に取り組む経営者や人事担当者に向けて、経営戦略と連動した人事戦略の立案方法、人的資本の指標の選び方について解説した。  本書ではまず人的資本経営を「企業の存在価値」、「経営戦略」、「人的資本指標」などの8つの要素に分類。各……[続きを読む]

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