『労働法』の労働関連コラム

2025.02.22 【書評】
【今週の労務書】『教養としての「民法」入門』 NEW

学び始めや概略把握に  労働法だけでは問題解決が難しい――多くの人事担当者が日々実感していることではないだろうか。労働法を一通り学んだ後、さらなるスキルアップのために必須となるのは民法の知識だろう。  「教養としての」と銘打つ本書は、民法に少し興味がある人をターゲットにしている。450ページを超える大著だが、近年のトピックを交えた解説で読……[続きを読む]

2024.08.14 【書評】
【今週の労務書―2024年1~3月掲載記事を振り返る】

『労働新聞』で掲載している書評欄『労務書』から、2024年1~3月に公開したコラムをまとめてご紹介します。 『改訂版 成功する精神障害者雇用』 精神障害者の雇用に取り組む人事担当者向けの本書では、職場に定着させるための支援施策から、周囲の従業員をケアする方法まで解説している。実際に起こりがちな問題や失敗事例も複数盛り込み、ケーススタディー……[続きを読む]

2024.01.20 【書評】
【今週の労務書】『Q&A 誰が労働法で保護されるのか?』

形態別に労働者性整理  DXの進展とともに、フードデリバリーサービスの配達員のような請負・委任の契約の形を取ったフリーランスが急拡大するなか、労働者性が争点となるケースが増えている。  本書は、労働者性の肯定例・否定例の双方について豊富な判例を紹介・整理しつつ、Q&A形式を採りながら働き方の形態別に労働者性の有無を解説した。保険の外務員や……[続きを読む]

2022.09.17 【書評】
【今週の労務書】『労働法実務 使用者側の実践知(第2版) LAWYERS’ KNOWLEDGE』

豊富な判例に基づく対応  採用前から労働契約終了までのあらゆる問題に対し、豊富な判例を紹介しつつ、それに基づく実務対応を解説したのが本書。2019年からの2年半ぶりの改訂で、同一価値労働同一賃金などの説明が追加されたほか、たとえば降格や不利益変更などの解説において、実務対応の内容がより深化している。  同一価値労働同一賃金では、一概に述べ……[続きを読む]

2022.08.04 【書評】
【本棚を探索】第29回『労働法批判』アラン・シュピオ著/濱口 桂一郎

ジョブ型の極限には…  『労働新聞』のコラムでありながら、今までわざと労働法関係の本を取り上げてこなかったへそ曲がりの濱口が、ようやく素直に専門書を取り上げるに至ったか、と勘違いするかも知れないが、いやいやそんな生やさしい本ではない。哲学書の棚に並ぶ同じ著者の『法的人間 ホモ・ジュリディクス』や『フィラデルフィアの精神』(いずれも勁草書房……[続きを読む]

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