『労働環境』の労働関連コラム

2024.10.13 【社労士プラザ】
誰もが活躍できる環境を/社会保険労務士法人リンク 代表社員 高口 綾子

 社会に出てからずっと人事畑を歩んでいる。大学卒業後、入社した会社で人事部に配属され、新卒採用担当を任されていた。自分を慕って入社して来てくれる人もいてやりがいを感じていた矢先、会社が民事再生法の手続きを開始し、事実上倒産した。会社とは、私とはなんぞや…深く考えるきっかけとなった。地に足をつけて自ら全責任を持って遂行でき、全幅の信頼を置い……[続きを読む]

2023.02.06 【監督指導動向】
建築作業員の過労死認めず 最高気温34度の屋外作業で 伊丹労基署

 夏季の屋外作業を負荷要因と認めず──兵庫・伊丹労働基準監督署が、兵庫県内の建築会社で屋外作業に従事していた労働者がくも膜下出血により死亡したのは、業務上によるものではないとして、遺族補償給付などを不支給処分としていたことが分かった。その後の審査請求、再審査請求も棄却済み。  労働者は平成30年8月8日、工事現場で作業中に倒れているところ……[続きを読む]

2022.11.26 【書評】
【今週の労務書】『2023年 日本はこうなる』

経営のトレンドを把握  本書は、エネルギー需給が逼迫し、世界的にインフレが加速するなかで迎える2023年の展望を73のキーワードで解説する。「企業経営はこうなる」と題した章では、「ガクチカ問題を抱えた新卒採用」や「中小企業のESG(環境・社会・企業統治)対応」などの概況を各見開き2ページで紹介。各分野の専門家が今後の見通しを述べた。  「……[続きを読む]

2021.06.12 【書評】
【今週の労務書】『組織が変わる―行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法2on2』

必要なのは足元の改革  日本企業が抱える閉塞感を「組織の慢性疾患」と名付け、寛解(慢性的であるため「完治」はしない)させる方法として、2対2での対話を紹介している。なぜ対話で組織が変わるのかと疑問に思う人もいるだろう。組織改革のためには組織のあり方、構造から抜本的に変えなければならないのでは? と。  本書を通じた考え方は、「足元の変革を……[続きを読む]

2021.02.04 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第5回『日本人の働き方100年(定点観測者としての通信社)』(公財)新聞通信調査会 著・刊/濱口 桂一郎

写真で語る近代労働史  本書は1月16日から東京国際フォーラムで開催される予定だった写真展の図録である。「予定だった」というのは、1月8日に再び発令されたコロナ禍の緊急事態宣言の煽りを食らって延期されてしまったからだ。そのため、本来なら会場で販売されるはずだった本書は、今は寂しく書店の片隅に並んでいる。とはいえ、この図録は単独の写真本とし……[続きを読む]

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