『労働紛争』の労働関連コラム

2022.04.23 【書評】
【今週の労務書】『実務 中国労働法 日中対比で学ぶ最新労務管理』

地域毎の運用実態を提示  本書は、中国で労働契約法が施行されてから15年近くが経過し、労働者の権利意識の高まりとともに労働紛争が増加傾向にあるなか、中国に進出する日本企業に対し、中国での労務管理上の留意点を解説したもの。採用から労働契約終了に至るまでの各ステージにおける実務上のポイントを示した。  取り上げている項目は、労働時間・賃金、休……[続きを読む]

2017.06.03 【書評】
【今週の労務書】『2017-2018年版 図解 わかる労働基準法』

無知が招く紛争回避へ 毎年のように版を重ねてきた入門書の最新版で、今年4月現在の法令に基づいている。いわゆる逐条解説とは違い、雇用保険や社会保険関係の手続きなどもカバーしているため、労務管理に求められる事項がひと通り学べる。なかでも、特定社会保険労務士かつ申請取次行政書士である著者だけに、届出・申請関係の解説は詳しい。初めてだと悩みがちな……[続きを読む]

2015.09.14 【主張】
【主張】合同労組に十分な配慮を

 東京都内の不当労働行為事件に異変が生じている。非正規労働者の「駆け込み寺」とされる合同労組の動きが以前にも増して活発化していることが背景にある。 本紙報道(9月7日号2面)によると、東京都労働委員会が平成26年中に受け付けた不当労働行為新規申立が132件となり、昭和56年以降で最多となった。統計を開始した昭和21年以降では歴代6番目の多……[続きを読む]

2015.06.08 【書評】
【今週の労務書】『ローヤリング労働事件』

労・使弁護士の実務紹介 タイトルにあるローヤリング(Lawyering)とは、弁護士の活動を指す用語で、本書では「労働紛争において実際に弁護士がどのような役割を果たしているか」を紹介している。経験の乏しい若手弁護士らを主な読者に想定し、労働者側、使用者側それぞれの立場で求められる実務の詳細をまとめたもの。訴訟や和解、労働審判などのテーマ別……[続きを読む]

2015.02.16 【主張】
【主張】合同労組事件が過去最高

 中央労働委員会が、さきごろ公表した平成25年の不当労働行為事件集計結果によると、全体の初審係属件数が急速に減少している一方で、いわゆる合同労組事件だけが拡大している。近年、多くの企業は個別労働紛争への対処に腐心してきたが、これが一段落したら、改めて合同労組事件にしっかり目を向ける必要がある。[続きを読む]

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