『問題社員』の労働関連コラム

2025.02.01 【書評】
【今週の労務書】『労働判例の解釈だけでは見えてこない 弁護士なら知っておくべき、「業務命令権」の行使とその限界』 NEW

処分の前に弁明書を  本書は、「使用者は労働者に対して指揮命令する権限がある」という、雇用契約の本質に着目した点に特徴がある。労働者の問題行動への対処方法をまとめている。  一例として、社内ルールを遵守しないうえに、社長の注意に対して「解雇したらいいじゃないですか」などと発言した社員を挙げる。最終的に解雇をする場合であっても、いきなり処分……[続きを読む]

2024.08.15 【書評】
【今週の労務書―2024年4~6月掲載記事を振り返る】

『労働新聞』で掲載している書評欄『労務書』から、2024年4~6月に掲載した書評をまとめてご紹介します。 『中小企業の外国人雇用』 副題は「その現状と課題、活用へのヒント」。外国人活用経験の少ない企業向けに、採用・定着に向けて留意したいポイントをまとめている。 (江口 政宏 著、商工総合研究所 刊、税込1650円) 『ビジネスおたすけノー……[続きを読む]

2024.05.04 【書評】
【今週の労務書】『増補版 問題社員の正しい辞めさせ方』

「最終手段」として解説  過激なタイトルではあるが、「経営者や上司が気に入らない社員を粛清するための本」ではない。経歴詐称や犯罪行為をしている、パワハラや無断欠勤に対して指導しても逆上する、開き直るなど、手の施しようがない問題社員を合法的に解雇し、他の社員と会社を守る方法を解説している。労基署や法律専門家からの干渉、外部労働組合(ユニオン……[続きを読む]

2024.02.17 【書評】
【今週の労務書】『悩める上司・人事担当者のための問題社員未満との付き合い方』

日々の業務中に評価を  「問題社員“未満”」とは、解雇や懲戒に至るような問題はないが、組織や周囲の時間や感情を浪費させるような社員のこと。大事に至るまでトラブルを報告してこない社員や、上司からの評価に反抗する社員などが当てはまる。本書では、社会保険労務士の筆者が、事例を交えた改善の方法を解説する。  たとえば評価に納得せず文句を言う社員は……[続きを読む]

2023.11.05 【社労士プラザ】
支援担う人をサポート 介護業の「安心」確保へ/加藤社会保険労務士事務所 代表 加藤 優子

 前職ではヘルパーとして訪問介護事業所で働いていた。ヘルパーをしながら専門学校で社会福祉士・精神保健福祉士の受験資格を取得してから資格を取り、同時に介護福祉士も取得した。  とにかく介護の仕事は楽しかったが、理想と現実というものに当時は折り合いをつけられず、その仕事を辞めてしまった。理由は、担当していた利用者が周囲から「問題利用者」といわ……[続きを読む]

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