『団体交渉』の労働関連コラム

2024.04.28 【社労士プラザ】
私の天職「走る人事部長」/FPC社会保険労務士法人 代表社員 松永 和彦

 「Let's begin!」と主人公の教師が板書するところから、そのドラマは始まった。「とにかく何かを始めよう」。当時中学生であった私は、再放送されていたこのドラマに心を奪われてしまう。落ちこぼれ生徒が集まる高校で、新任教師がサッカーというスポーツをとおして、子供たちをひとつにまとめていくという青春ドラマである。このドラマは翌……[続きを読む]

2022.12.15 【主張】
【主張】不穏な“顧客扱い”規制を

 フードデリバリーサービス「ウーバーイーツ」の配達パートナーで組織する労働組合の申立てに対し、東京都労働委員会はウーバー・イーツ・ジャパンら2社へ団体交渉に応じるよう命じた(本紙12月12日号3面)。ウーバー側は、配達パートナーの労働力を利用していない、業務委託や請負とは根本的に異なるなどと主張したが、都労委は労働組合法上の労働者に当たる……[続きを読む]

2022.04.28 【主張】
【主張】難しい感染拡大中の団交

 中央労働委員会は、新型コロナウイルス感染拡大中の団交拒否事件について使用者の不当労働行為を認め、救済命令を発した(関連記事=コロナ理由の団交拒否認めず 対面で協議が原則 中労委)。政府が、三密を避けテレワークを要請しているなかで、団交だけは例外扱いしなければならないのか、難しい判断が必要になる。使用者は、時々の感染状況を考慮した団交のあ……[続きを読む]

2022.01.08 【書評】
【今週の労務書】『不当労働行為法 判例・命令にみる認定基準』

紛争類型毎に論点示す  本書は、労働組合法第7条で禁止されている使用者の不当労働行為に焦点を合わせ、使用者のどのような行為が不当労働行為と判断されるかについて、裁判所の判決や労働委員会の命令を分析して解説したもの。  中央労働委員会の前会長である編著者をはじめ、中労委事務局の職員経験者や、現職の労働委員会公益委員である学識経験者などが執筆……[続きを読む]

2019.04.04 【主張】
【主張】コンビニ店主へ妥当判断

 中央労働委員会(岩村正彦会長)は、このほど決定した不当労働行為救済命令で、ファミリーマートおよびセブン-イレブン・ジャパンとの間でフランチャイズ契約を結んだコンビニエンスストア店主(経営者)を労働組合法上の「労働者」と認めなかった(本紙平成31年4月1日号2面既報)。東京都および岡山県労働委員会の初審命令を取り消したもので、その結果、フ……[続きを読む]

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