『安全体感教育』の労働関連コラム

2019.06.25 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】危険体感に楽しさは不要

 「危険感受性を高める」という言葉がある。厚生労働省によれば、「何が危険か、どうなると危険な状態になるのかを直感的に把握し、危険の程度・発生確率を敏感に感じ取る能力」のことだそうだ。同様の能力が近年低下しているため、その向上、持ち直しを通じて、長期的に減少傾向にある労働災害のさらなる減少をめざすという。  その具体化の一つが「危険体感教育……[続きを読む]

2016.07.08 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】自社に合う教育が一番

災害の怖さを擬似的に再現し、目で見て肌で感じる安全体感教育。今まで、さまざまな安全体感施設を取材してきたが、「どれが一番」は答えられない。「どれも一番」だからである。多くの事業場では、その作業内容に合った教材を自ら考案し、創意工夫にあふれた体感装置を作製している。廃材などを利用して器用に作り、しかもそれほどコストをかけていない。この辺に、……[続きを読む]

2016.02.01 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『安全帯で宙づり―救助までの延命措置―』

呼吸確保し時間稼ぐ 安全体感訓練の際、胴ベルト型安全帯で宙づりになったことのある人なら分かるだろう。30秒もすると耐え難い激痛を感じることになる。もしも、高所作業で墜落し安全帯で宙づりになった場合、レスキューが到着するには時間がかかるとみられる。現場に救助が到着しても被災者を助けることができない可能性があるわけだ。 本書は、万が一、胴ベル……[続きを読む]

2015.09.15 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】意外と多い重機の死角

 安全体感訓練の取材をしていると、特別に参加させてもらうことがある。重機の死角を確認する体験では、移動式クレーンの運転席に座った。座席から周囲を見回すと、かなりの範囲で死角があることがよく分かる。外部から運転席を見ると、結構ガラス張りで視界が多く取られているように思えるが、実は意外とそうではないことがよく理解できた。 死角の多い重機との接……[続きを読む]

2015.07.01 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】体感教育の外部開放を歓迎

 安全体感教育に関する問合わせで当編集部が受ける最も多い内容は、「外部の人も利用可能な研修施設を紹介してほしい」というものだ。こうした声に応え、2011年10月1日号の別冊付録で「ここで学ぼう安全体感研修 利用できる施設をチェック!」と題した企画で全国の利用可能な施設を調査した。調べてはみたものの、外部の人が利用できる施設は意外と多くはな……[続きを読む]

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