『安全意識』の労働関連コラム

2024.06.26 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】安全週間後もモチベの維持を

 7月、8月は死亡災害が増える傾向にある。令和5年の労働災害発生状況を見ても8月がトップで81人だった。7月は70人で3月、9月に続いて4番目ではあるものの、他の月と比べれば高水準であることに間違いはない。  夏は熱中症や感電など夏季特有の災害が懸念されるほか、暑さが原因で意識が散漫となったり、注意を怠りやすくヒューマンエラーが起こりやす……[続きを読む]

2019.11.26 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】意識高めたゼロ災運動

 「キーパーソン」に登場する原田好雄さんからお話を聞いたのは、実は先輩記者だ。高度成長時代で労働災害が多発していたころ、中災防が推進するゼロ災運動を盛り上げたお一人として、「奮闘記」を取材している。記事中には、故田辺肇氏の名前も登場しており、氏を知る人にとっては万感胸に迫る思いがあるかも知れない。  ゼロ災運動がスタートしたのは、昭和48……[続きを読む]

2019.02.12 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】電動工具の知識を持つ

 安全体感施設で、ディスクグラインダーの跳ね返りを体験したことがある。勢いよく回転するディスクグラインダーの回転部を鋼材に見立てた装置の隙間に挟むと、回転する力で腕が振られるというものだ。もし、持っていかれた腕の先に人が立っていたら、巻き添えにしてしまうかもしれないし、体勢によっては自分の足を切る可能性もある。この体験で、きちんと危険性を……[続きを読む]

2018.06.25 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『みんなで守って、繰り返し災害ゼロ!現場の基本ルール』

「面倒だ」が不注意招く 作業通路が設けられていたのに危険な鉄骨梁上を通行して墜落した。禁止されていたつり荷の下への立ち入りをして荷の下敷きになった。決められたルールが守られずに起きてしまった災害は数多いが、なぜルールは守られなかったのだろう。本冊子は、建築・土木現場で繰り返される災害事例をイラスト付きで取り上げ、ルール無視の背景とともに基……[続きを読む]

2018.04.25 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】産廃処理業の安全衛生

 送検事例を担当していて近年、産業廃棄物処理業者(リサイクル業者)が書類送検されるケースが少なくないように感じる。コンベヤーへの危険防止措置違反、クレーン操作での安全衛生教育の未実施など違反内容はさまざまだが、労働行政が目を光らせている証拠だろう。  厚生労働省の統計を見ても平成26年以降の産業廃棄物処理業の労働災害発生件数は、1244人……[続きを読む]

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