『年金』の労働関連コラム

2024.11.28 【主張】
【主張】在老見直し担い手確保を

 就業調整は、パートタイマーの専売特許ではない。厚生労働省は、在職老齢年金制度の見直しの方向性を提示した(1面参照)。収入の多寡で年金を減額する仕組みは、シニア自身が好むと好まざるとにかかわらず、業務の質と量を抑える方向に働いてきた。人手不足を受けてシニア層への依存度が高まるなか、もう一方の障害だった年功的な賃金カーブは、各社の判断でバラ……[続きを読む]

2024.07.28 【社労士プラザ】
“最期まで”寄り添う/ひとみ社会保険労務士事務所 代表 谷岡 仁美

 今から十数年前、介護付有料老人ホームにて「入居者募集・契約、入居後相談、退去時手続き」などの業務に携わっていた。入居時に数千万円をお支払いいただき、人生の大先輩方に信頼をいただいて終の棲家を提供し、入居後の生活にも寄り添い、最期までご一緒する仕事だった。当時30歳代の私に人生を託してくださったご入居者には今でも感謝の気持ちでいっぱいであ……[続きを読む]

2024.04.21 【社労士プラザ】
求められる事務所革新/伊藤社会保険労務士事務所 代表 伊藤 彰彦

 昭和63年の第20回社会保険労務士試験に合格し、平成2年4月1日より正式に社会保険労務士事務所を開業した。早いもので、来年は開業35周年を迎えることとなる。現在若手を中心にプロジェクトチームが組まれ、35周年記念事業をいろいろ検討してくれており、今からワクワクしている。  振り返ると、私が社会保険労務士試験を受けていた当時は、まだコンピ……[続きを読む]

2024.03.10 【社労士プラザ】
政策も変える誇れる仕事/竹山社会保険労務士事務所 代表 竹山 文

 幼いころ、私は母から、学校の先生か公務員になるようにと、ことあるごとに言われて育った。意に介さないでいると、今度は商工会議所に就職することを勧められた。お分かりだろうか。安定した職に就き、平穏な生活を願う親心だ。商工会議所は会社の社長さんが出入りをするから、良い縁談に結び付くという都合の良い希望的観測だ。  私はそんな母の思いを話半分に……[続きを読む]

2024.01.21 【社労士プラザ】
年金制度の正しい理解促す/よしだ事務所 吉田 啓子

 社会保険労務士として開業登録してから、かなりの年数が経った。社労士の業務内容は、企業における採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、年金相談と広範囲にわたる。その中でも私は、ここ10年くらい、主に年金相談業務に携わっている。  公的年金制度は複雑で難しい。改正が繰り返され、そのたびに経過措置や例外措置が多数設けられ、さらに複雑に……[続きを読む]

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