- 2023.10.14 【書評】
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【今週の労務書】『社労士のための労働事件 思考の展開図』
士業の連携が必須に 使用者側弁護士が社会保険労務士に向けて書いた一冊。顧問先で労働事件が起きた際に、どのように解決に導けば良いのかを伝授している。 著者が強調しているのは、これからの時代に士業が経営を支えていくためには、士業同士が垣根を越えた協力体制を築く必要があるということ。弁護士が労働事件と向き合うとき、どのように思考を展開してい……[続きを読む]
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士業の連携が必須に 使用者側弁護士が社会保険労務士に向けて書いた一冊。顧問先で労働事件が起きた際に、どのように解決に導けば良いのかを伝授している。 著者が強調しているのは、これからの時代に士業が経営を支えていくためには、士業同士が垣根を越えた協力体制を築く必要があるということ。弁護士が労働事件と向き合うとき、どのように思考を展開してい……[続きを読む]
「裁判官目線」理解に 労働部の裁判官を務めた経験を持つ著者が、裁判官の視点から労働訴訟・審判における弁護士の実務を著した一冊。140ページほどの書籍で、1時間半もあれば読了できる。 弁護士向けに書かれているが、企業の人事担当者も裁判官目線を理解するのに役立つ。とくに参考になるのが、どのような証拠が裁判官の心証を動かすかだ。証拠集めは弁……[続きを読む]
労・使弁護士の実務紹介 タイトルにあるローヤリング(Lawyering)とは、弁護士の活動を指す用語で、本書では「労働紛争において実際に弁護士がどのような役割を果たしているか」を紹介している。経験の乏しい若手弁護士らを主な読者に想定し、労働者側、使用者側それぞれの立場で求められる実務の詳細をまとめたもの。訴訟や和解、労働審判などのテーマ別……[続きを読む]
懲戒事由は5W1Hで 3万人のうちわずか100人――これは全国にいる弁護士のうち労働法を専門とする「経営者側」の弁護士の数であるという。本書は、モンスター社員やぶら下がり社員の矢面に立たされ、疲労困憊となっている経営者が少なくない現状を少しでも改善したい、との思いから生まれた。問題社員に振り回されないために最低限必要な労働法の知識、個別……[続きを読む]
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