『是正勧告』の労働関連コラム

2023.08.11 【監督指導動向】
申告事項の7割が「賃金不払い」 北海道労働局 令和4年・申告事案の処理状況

 北海道労働局は、令和4年の申告事案に対する処理状況を公表した。申告件数は前年から179件増加し、1461件に上っている。  申告事項の内訳は7割が賃金不払い、2割が解雇となっている。  業種別では、商業239件(前年比51件増)が最も多かった。以下、保健衛生業218件(12件増)、建設業213件(9件増)、接客娯楽業195件(34件増)……[続きを読む]

2022.04.23 【監督指導動向】
4割弱で安衛法違反 令和3年12月・建設業一斉監督結果 和歌山労働局

 和歌山労働局は、令和3年12月に建設工事現場89カ所に対して実施した一斉監督結果を公表した。89現場のうち34現場(38.2%)で労働安全衛生法違反が発覚し、是正勧告などを行っている。  主な違反は、墜落・転落防止が42件、元請事業者における各種管理者などの選任などを指す「安全衛生管理面」が23件などとなっている。34現場のうち6現場に……[続きを読む]

2022.01.30 【監督指導動向】
違反率65.4% 技能実習関係の監督結果 岩手労働局・令和2年分

 岩手労働局は、外国人技能実習生の実習実施者を対象に令和2年に実施した監督指導結果を公表した。104事業場に対して行い、68事業場(65.4%)で労働基準関係法令違反が発覚している。  違反項目は、「安全基準」が19件で最も多く、「健康診断の結果に関する医師などから意見聴取」が18件で続いた。  監督指導事例も明らかにしている。具体的には……[続きを読む]

2019.08.11 【監督指導動向】
100件増の1827件に 賃金関係が8割占める 北海道労働局・申告事案の処理状況

同意なく賃金控除して是正勧告  北海道労働局は、平成30年に管内17の労働基準監督署・支署に寄せられた申告事案を取りまとめた。申告処理件数は前年から97件増えて1827件で、このうち8割(1376件)を賃金不払いに関する事項が占めている。  賃金不払いに関する申告事項の主な内容は、「定期賃金が支払われない」「残業代が支払われない」など。次……[続きを読む]

2018.09.13 【主張】
【主張】労基違反で「身柄拘束」も

 本紙報道によると、岐阜労働基準監督署が、会社代表者を最低賃金法違反などの容疑で逮捕し、身柄送検したという(9月3日号5面)。働き方改革が進むなか、全体として労働環境は改善しつつあるものの、一方で法令違反を繰り返す悪質な企業経営者が後を絶たないのも現状である。  今回の送検事件では、被疑者が不出頭を続け、調査指導に応じなかったためやむを得……[続きを読む]

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