『書方箋 この本、効キマス』の労働関連コラム

2025.01.16 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第95回 『色の物語 青』 ヘイリー・エドワーズ=デュジャルダン 著、丸山有美 訳/とに~ NEW

古代から現代の作品色々  美術を楽しむ第一歩。それはまず、好きな美術作品を見つけることです。しかし、そうは言われても、美術に苦手意識がある方にとっては、そもそも好きな美術作品を選ぶことすら難しいかもしれません。“あぁ、やっぱり自分には美術を観るセンスがないんだ…”なんて思わないでください。どんな方だって、服屋さんやインテリアショップで自分……[続きを読む]

2025.01.09 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第94回 『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』 エマニュエル・トッド 著/濱口 桂一郎

能力主義から寡頭制へ!?  本欄でエマニュエル・トッドを取り上げるのは約2年ぶりだが、前回(参考記事=【書方箋 この本、効キマス】第4回 『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』エマニュエル・トッド 著/濱口 桂一郎)の本がトッド人類史の総括編であったのに対し、今回の本はロシア・ウクライナ戦争について世の常識と正反対の議論をぶちかまし、……[続きを読む]

2025.01.05 【書評】
【書方箋 この本、効キマス スペシャルゲスト選集(2024年下半期②)】『そんな言葉があることを忘れていた』『あの日の風を描く』『ウナギが故郷に帰るとき』ほか

労働新聞で好評連載中の書評欄『書方箋――この本、効キマス』から、2024年10~12月に公開したスペシャルゲストのみなさまにご執筆いただいたコラムをまとめてご紹介します。 『そんな言葉があることを忘れていた』 せきしろ 著/すずめ園(自由律俳人) 「春の泥で汚れたバスに乗れなかった人」、「雪を触りたいのか赤子の手」、「晴天なのに静寂の過疎……[続きを読む]

2025.01.04 【書評】
【書方箋 この本、効キマス スペシャルゲスト選集(2024年下半期①)】『電車たちの「第二の人生」』『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』『賃金とは何か 職務給の蹉跌と所属給の呪縛』ほか

労働新聞で好評連載中の書評欄『書方箋 この本、効キマス』から、2024年7~9月に公開したスペシャルゲストのみなさまによるコラムをまとめてご紹介します。 『ウドウロク』 有働 由美子 著/影山 貴彦 1991年に入局後、NHKアナウンサーとして27年の長きにわたって活躍した後にフリーに転身、2018年秋から今年の春まで日本テレビ系の看板番……[続きを読む]

2024.12.29 【書評】
【書方箋 この本、効キマス 書評家・大矢博子選集(2024年下半期)】『トヨタの子』『地面師たち ファイナル・ベッツ』『エアー3.0』ほか

労働新聞で好評連載中の書評欄『書方箋 この本、効キマス』から、2024年の下半期に公開した大矢博子さんご執筆のコラムをまとめてご紹介します。 『トヨタの子』 吉川 英梨 著 実名を出した経済小説のジャンルがある。最も有名な作家は高杉良だろう。タイトルに企業名を掲げた『小説 日本興業銀行』、『落日の轍 小説・日産自動車』などのドキュメントノ……[続きを読む]

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