『東日本大震災』の労働関連コラム

2022.09.14 【監督指導動向】
収集・運搬業務では違反率4割 除染関連の監督結果 福島労働局・令和3年分

 福島労働局は、福島県内での除染等の業務を行う事業場へ実施した令和3年分の監督結果を公表した。汚染土壌の除染業務では92事業場を監督し、29事業場(31.5%)で労働関係法令違反が発覚している。汚染土壌等の収集・運搬業務では164事業場のうち67事業場(40.9%)、中間貯蔵施設等での事故由来廃棄物等の処分業務では102事業場のうち43事……[続きを読む]

2022.08.24 【監督指導動向】
違反率は40.3% 割増賃金関係の違反がめだつ 福島原発廃炉作業の監督結果 福島労働局・令和3年分

 福島労働局は、福島第一原子力発電所での廃炉作業に関する令和3年分の監督指導結果を取りまとめた。340事業場に対して監督指導を実施し、このうち137事業場で労働関係法令違反が発覚している。違反率は40.3%。  違反がめだったのは労務管理に関する事項で、「割増賃金の支払い」が52事業場、「就業規則の作成・届出」が28事業場、「賃金台帳の調……[続きを読む]

2022.03.22 【監督指導動向】
外国人労働者1.3万人 東日本大震災後初の減少 宮城労働局

 宮城労働局は、令和3年10月末時点の「外国人雇用状況」の届出状況を取りまとめた。外国人労働者数は1万3415人で、前年同期比2.8%(382人)減少している。前年比マイナスを示したのは、東日本大震災以降初めてとした。  外国人労働者を雇用する事業所数は2628カ所で、前年同期比3.5%(89カ所)増加している。  国籍別では、多い順にベ……[続きを読む]

2022.02.17 【書評】
【本棚を探索】第6回『この30年間の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた』高橋源一郎・斎藤美奈子 著/三宅 香帆

文学にできることを問う  はたしてこの30年間、小説は、物語は、そして日本は、いったい何をやっていたんだろう。読んでいると、そんな問掛けを思わず自分のなかで飴玉のように転がしてしまう一冊である。  『この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた』は、小説家の高橋源一郎と、文芸評論家の斎藤美奈子による対談集である。対談が行われた時……[続きを読む]

2021.02.10 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】悲惨な災害経験を語り継ぐ

 東日本大震災の発生からもうすぐ10年が経つ。大きな被害を受けた岩手、宮城、福島などの沿岸地域には、次世代に向けた教訓のため、多くの震災遺構が保存されている。また、語り部も若者から高齢者まで二度と悲惨な体験を繰り返さないよう、精力的に活動しているところだ。  労働災害も同じことがいえる。自社で起きた悲しい事故には、耐え難い思いがある。新聞……[続きを読む]

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