『熱中症』の労働関連コラム

2024.11.16 【送検記事】
「塩分」を作業場に備えず 建設業の個人事業主を送検 名護労基署 NEW

 沖縄・名護労働基準監督署は、労働者に発汗を伴う作業を行わせる際の安全対策を怠ったとして、「天久組(あめくぐみ)」の名称で建設業を営む個人事業主(沖縄県国頭郡)を労働安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで那覇地検名護支部に書類送検した。  労働安全衛生規則では、「事業者は、多量の発汗を伴う作業場においては、労働者に与える……[続きを読む]

2024.07.09 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】持病を持つ人には特に注意

 厚生労働省の「令和5年職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)が発表された。その結果、昨年の熱中症の死傷者は1106人で、そのうち死亡者は31人に上った。過去10年で最も多い死亡者数で、死傷者数は平成30年の1178人に次いで2番目の多さとなっている。  厚労省の発表した死亡者31人のうち、60歳代以上は11人。50歳代以……[続きを読む]

2024.06.26 【ひのみやぐら】
【ひのみやぐら】安全週間後もモチベの維持を

 7月、8月は死亡災害が増える傾向にある。令和5年の労働災害発生状況を見ても8月がトップで81人だった。7月は70人で3月、9月に続いて4番目ではあるものの、他の月と比べれば高水準であることに間違いはない。  夏は熱中症や感電など夏季特有の災害が懸念されるほか、暑さが原因で意識が散漫となったり、注意を怠りやすくヒューマンエラーが起こりやす……[続きを読む]

2024.06.19 【監督指導動向】
暑さ指数は随時測定を 業界8団体集め熱中症対策会議 東京労働局

 東京労働局は、今年9月までの「熱中症クールワークキャンペーン」の一環として、とくに熱中症の発生件数が多い建設業、警備業、陸上貨物運送業の業界団体など全8団体を集め、対策会議を開いた。各団体の代表者に対して熱中症予防の徹底を求める要請文を手交している(写真)。  要請では、暑さ指数の把握とその測定値に応じた対策や、労働者に対する労働衛生教……[続きを読む]

2024.05.29 【送検記事】
「塩」を備えず書類送検 草刈り中の熱中症労災で 大町労基署

 長野・大町労働基準監督署は、多量の発汗を伴う作業場に塩を備え付けていなかったとして、農業の㈱乳川の里(長野県北安曇郡松川村)と同社取締役を労働安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで長野地検松本支部に書類送検した。令和5年7月、労働者が熱中症を原因として死亡する労働災害が発生している。  労災は、松川村内の水田で発生した……[続きを読む]

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