- 2024.11.02 【書評】
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【今週の労務書】『マネジメントのリスキリング』
「学び直し」に最適 働き方の多様化や「人的資本経営」への関心の高まりなど、マネジャーに求められる役割は年々大きくなっている。一方、マネジメントスキルに自信があるのかどうかを尋ねた調査によると、自信ありと答えられたマネジャーは4人に1人に留まるそうだ。 本書はマネジャーになって数カ月から数年の課長相当職をターゲットに、仕事の与え方(ジョ……[続きを読む]
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「学び直し」に最適 働き方の多様化や「人的資本経営」への関心の高まりなど、マネジャーに求められる役割は年々大きくなっている。一方、マネジメントスキルに自信があるのかどうかを尋ねた調査によると、自信ありと答えられたマネジャーは4人に1人に留まるそうだ。 本書はマネジャーになって数カ月から数年の課長相当職をターゲットに、仕事の与え方(ジョ……[続きを読む]
達成できる目標に修正 「最終ボス(鬼舞辻無惨)を倒す」ことは、仕事における「組織目標の達成」――本書は、吾峠呼世晴作『鬼滅の刃』(集英社)の登場人物から、ビジネスで魅力的なリーダーになるための方法を解説する。 部下の目標管理には、産屋敷耀哉(主人公の竈門炭治郎のリーダー)の対応を参考とする。炭治郎が「鬼舞辻無惨を倒す」という目標を立て……[続きを読む]
データから変化を再確認 コロナ禍が働き方に与えた影響について、コロナ禍前から同一個人を調査し続けたデータを通じ検証したのが本書である。11人の学者らが、テレワーク、雇用形態間格差など多様な切り口から分析をしており、現在の潮流を概観できる。 たとえば、テレワークを実施できたり定着させたりした要因の分析では、信頼できる上司によって目標管理……[続きを読む]
視覚を通じて理解促す 本書は、人材マネジメントにおける24のキーワードと、各キーワードに関連する人事施策・制度を解説したもの。 キーワードごとに、提唱した研究者名やその研究内容、活用する場面などを紹介。「図鑑」という書名のとおり、多くのイラストや図を用いているため、視覚を通じて要点を理解しやすいのが特長だ。 取り上げた用語は、「目標……[続きを読む]
失敗から逆引きで学ぶ 本書は、専らマネジメント手法としての目標管理にスポットを当てる。主役になるのは管理者で、全社目標や上位組織の目標からいかに自部署の目標を掲げ、部下にノルマを配分し、それを果たせるよう導くか――を指南する。 逆引き可能な構成が特徴で、つまずきやすい失敗を順に紹介し、あるべき姿を説いていく。たとえばコミュニケーションに関……[続きを読む]
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