『福利厚生』の労働関連コラム

2024.10.31 【主張】
【主張】奨学金肩代わりは慎重に

 若手の採用難を背景として、奨学金の返済を支援する企業が増えている。日本学生支援機構の「代理返還制度」を利用する企業は、今年に入って2000社を超えた。小さくない債務を抱える新卒者には有力なアピール要素となるものの、ともすれば不公平感を招きかねない点には留意したい。企業にとっては社会貢献施策の一環だとしても、若手の目には単なる処遇差と映っ……[続きを読む]

2023.11.09 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第41回 『日本の経営〈新訳版〉』 ジェームス・C・アベグレン 著/西久保 浩二

福利厚生が強さの原点に  本書は、周知のとおり日本の近代経営学、労働研究に多大なる影響をもたらした歴史的著作である。著者であるアベグレンは1955年から2度来日し、日本電気、富士製鐵など数社の日本企業の大工場を調査することで本書をまとめた。驚異の成長を始めた“不思議の国”日本を牽引する企業経営の謎が世界に向けて発信されたわけである。  そ……[続きを読む]

2019.11.10 【社労士プラザ】
企業から求められる存在に/社会保険労務士法人 竹内労務事務所 代表社員 竹内 隆

 かつて、日本の企業の寿命は30年といわれていた。しかし2018年の平均寿命は23.9年と短くなっており、いずれは15年、10年になるだろうとの話もある。  リーマン・ショック以降の景気はある程度持ち直しており、全体の倒産件数は減少傾向にあるが、それは大企業の話であり、中小企業の倒産件数はほとんど減っていない。中小企業庁の発表によると、平……[続きを読む]

2019.10.20 【社労士プラザ】
人にやさしい労務管理を/しのざき社会保険労務士事務所 篠﨑 隆一

 社労士法第1条2項には、社労士は常に品位を保持し、公正な立場で誠実にその業務を行わなければならないと規定している。  私は民間企業を3社ほど経験し、社労士登録して11年、開業して7年目になる。最近まで重責な役職を仰せつかり、昨年の社労士制度50周年事業などで事務所を留守にすることも多く、代わりに事務所スタッフがしっかりと業務を滞りなく回……[続きを読む]

2018.02.24 【書評】
【今週の労務書】『実践! 福利厚生改革』

効果高いポイント制 様ざまな人事上の課題を福利厚生制度によって解決に導こうというのが本書の狙い。健康経営の推進、残業の縮減などを目的に制度改革をした11の企業事例を紹介している。 残業削減を目的にした事例では、IT企業を取り上げている。同社は進捗管理の意識を高めるため、ポイント制度を導入した。ポイントは「週次での進捗実績と計画との比較で実……[続きを読む]

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