『職務記述書』の労働関連コラム

2024.04.14 【社労士プラザ】
「職務基準」で生産性向上へ/社会保険労務士法人 綾部事務所 代表社員 綾部 光

 社労士の仕事に携わるようになって、もうすぐ20年が経つ。仕事をするなかで、私はとくに対話を大事にしている。この対話を通じて、クライアントが課題と思っていない部分をどれだけ見つけられるかが鍵だ。  多岐にわたる経営者の悩みのうちの1つが、賃金制度、評価制度、人事制度だ。どのように賃金を決めたら良いか、どのように評価したら良いか分からない、……[続きを読む]

2022.03.26 【書評】
【今週の労務書】『日本版ジョブ型人事ハンドブック』

職務記述書の整備法指南  著者は、国内で職務等級制度の採用を進めてきたコーン・フェリー(旧ヘイグループ)所属のコンサルタントであり、本書ではその仕組みを「ジョブ型人事制度」として紹介する。人を格付け、それにより報酬水準を決める日本のスタンダードに対し、職務基準のマネジメントとはどういうものか、どの部分なら実現可能でどう具体化すべきなのか、……[続きを読む]

2021.10.02 【書評】
【今週の労務書】『職務給の法的論点』

要点・リスク読み解く  弁護士と人事コンサルタントが組んで執筆した本書は、職務給にまつわる法的なポイント、リスクをQ&A形式で紹介している。実際に法廷で争われたケースがまだまだ限られていることもあり、賃金に関する諸判例などを参照し、押さえておくべき実務を読み解いていく。  不利益変更を伴う旧制度からの移行手続きについて解説するのはもちろん……[続きを読む]

2021.05.01 【書評】
【今週の労務書】『生産性向上に効くジョブ型人事制度』

“老舗”が明かす定着の鍵  日本企業の生産性の低さに対し、著者は諸外国との意思決定スタイルの違いを指摘する。多くの関係者を巻き込み、会議や打合せを通じてコンセンサスを得ようとする“無駄”の背景には、個々人の責任・権限の曖昧さがあるのだと説く。「ジョブ型」導入は生産性向上と相性が良いとし、本書ではとくに職務記述書のつくり方を詳しく解説してい……[続きを読む]

2021.04.01 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第13回『ブルシット・ジョブ――クソどうでもいい仕事の理論』デヴィッド・グレーバー 著/濱口 桂一郎

究極の無意味な仕事は?  コロナ禍さなかの2020年7月に刊行され、その直後の9月に著者が急逝したこともあり、かなり評判を呼んだ本である。そこで列挙されている取り巻き(flunkies)、脅し屋(goons)、尻ぬぐい(duct tapers)、書類穴埋め人(box tickers)、タスクマスター(taskmasters)というブルシッ……[続きを読む]

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