『職安法』の労働関連コラム

2024.08.22 【主張】
【主張】お祝い金規制強化は当然

 厚生労働省は、職業安定法に基づく指針で禁止する求職者への「就職お祝い金」の支給が後を絶たないことから、職業紹介事業者に対する規制を強化する方針を打ち出した(関連記事=お祝い金禁止 紹介事業の許可条件に 違反なら取消処分も 厚労省)。お祝い金を支給しないことを事業許可条件に加え、違反を繰り返した事業者の許可を取り消せるようにする。  求職……[続きを読む]

2023.08.12 【書評】
【今週の労務書】『実務詳解 職業安定法』

個人情報保護にも重点  本書は職安法について、個人情報保護や企業の情報開示など、市場における情報流通をめぐる問題の解決をめざす「シン・職安法」に変化しているとする。民間ビジネスの規制という中間搾取などを制限する法の性質が変化するなか、網羅的、かつ実務にも踏み込み解説した。  個人情報保護にページを割いている。たとえば、求人者が求職者のSN……[続きを読む]

2017.12.25 【主張】
【主張】来月から求人企業に罰則

 今年の通常国会で成立した改正職業安定法における職業紹介の規制強化条項が平成30年1月1日に施行される。柱となっているのは、従来まで指導対象から外れていた求人企業に対する規制と罰則の新設である。  同条項によると、求人企業は、採用時の労働条件があらかじめ求人票などで提示した内容と異なる場合は、求職者が理解できるよう書面で説明しなければなら……[続きを読む]

2012.08.27 【主張】
【主張】内定と内々定は似て非なるもの

 東洋大学法学部・鎌田耕一教授は、本紙連載「ぶれい考」8月6日寄稿のなかで、内々定に触れ、「学生は獲得したとき心の底から安堵する。ゼミなど身近に接している学生をみると、未内定のときと比べて同じ者かと疑うほど様子が変わる」と内々定がもたらす心理的効果を紹介している。同時に経団連が最終学年における学業専念のため、内定時期を10月1日に申し合わ……[続きを読む]

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