『裁判』の労働関連コラム

2024.12.12 【主張】
【主張】“時間外”の処分は慎重に

 いつでも誰でも・・・・・・・ご自由にお取りください、とは確かに書かれてなかったろうが――。東京地裁で3月、通勤途上にある携帯ショップから販促品の洗剤を繰り返し“頂戴”した銀行員が、懲戒解雇され、地位確認を争った事案の判決があった(参考記事=イオン銀行事件(東京地判令6・3・8) 販促用の洗剤を持ち帰ったら盗んだとクビに!? 窃盗だが懲戒……[続きを読む]

2024.06.20 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第70回 『有罪、とAIは告げた』 中山 七里 著/大矢 博子

情とどう擦り合わせるか  この原稿を書いている私の足元で、お掃除ロボットが動いている。デスクの脚に当たる寸前で方向を変えるなど、実に賢い。その一方で5センチメートル右にあるゴミをスルーして直進するのには「待って、そこ気付いて!」と思わず声を出してしまうのだが、しばらくしたら戻ってきてちゃんと吸い込んでくれる。  ロボットが部屋の広さや家具……[続きを読む]

2024.01.02 【よく読まれた記事】
定年後再雇用 「6割未満違法」の判決破棄 基本給・賞与双方で 最高裁【2023年下半期 よく読まれた記事】

労働新聞社Webサイトに2023年に掲載した記事で、2023年下半期にアクセス数が多くよく読まれている人気の記事を再紹介していきます。 2023年8月3日配信【労働新聞 ニュース】  定年後再雇用者の賃金が旧労働契約法第20条(不合理な労働条件の禁止)に違反するかが争点となった裁判で、最高裁判所第一小法廷(山口厚裁判長)は基本給のうち定年……[続きを読む]

2023.10.14 【書評】
【今週の労務書】『社労士のための労働事件 思考の展開図』

士業の連携が必須に  使用者側弁護士が社会保険労務士に向けて書いた一冊。顧問先で労働事件が起きた際に、どのように解決に導けば良いのかを伝授している。  著者が強調しているのは、これからの時代に士業が経営を支えていくためには、士業同士が垣根を越えた協力体制を築く必要があるということ。弁護士が労働事件と向き合うとき、どのように思考を展開してい……[続きを読む]

2023.08.20 【よく読まれた記事】
適法な残業代といえず トラック運転者の事件で審理差戻し 最高裁【2023年上半期 よく読まれた記事】

労働新聞社Webサイトに2023年に掲載した記事で、2023年上半期にアクセス数が多くよく読まれている人気の記事を再紹介していきます。 2023年3月10日配信【Web限定ニュース】  残業の多寡によって賃金総額が変わらない仕組みの適法性が争われた裁判で、最高裁判所第二小法廷(草野耕一裁判長)は3月10日、一部を適法な残業代と認めた二審判……[続きを読む]

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