- 2024.06.20 【書評】
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【書方箋 この本、効キマス】第70回 『有罪、とAIは告げた』 中山 七里 著/大矢 博子
情とどう擦り合わせるか この原稿を書いている私の足元で、お掃除ロボットが動いている。デスクの脚に当たる寸前で方向を変えるなど、実に賢い。その一方で5センチメートル右にあるゴミをスルーして直進するのには「待って、そこ気付いて!」と思わず声を出してしまうのだが、しばらくしたら戻ってきてちゃんと吸い込んでくれる。 ロボットが部屋の広さや家具……[続きを読む]
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