『転勤』の労働関連コラム

2024.11.28 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第91回 『妻に稼がれる夫のジレンマ』 小西 一禎 著/石川 慶子

夫が転勤に同行の夫婦像  著者は日本の中枢、永田町で働いていた政治記者であったが、米国勤務となった妻に同行するため、2児を連れて「配偶者海外赴任同行休職制度」を取得して主夫となった。現地でのストレスやキャリアへの不安から仲間を集める決意をし、米国滞在中の2018年に「世界に広がる駐夫・主夫友の会」を立ち上げた。発足時には4人だったメンバー……[続きを読む]

2023.12.17 【社労士プラザ】
Iターン開業を満喫 転勤時の思い出頼りに/ほしの社会保険労務士事務所 星野 麻記

 岩手県盛岡市で開業して10年になった。もっと言えば、「移転開業して」10年になった。  千葉県出身、大学も就職も東京で、自分はずっと関東という意識を疑わなかったものの、結婚と同時に寿退職し、平成15年に夫の会社の転勤で盛岡に転居。ほどなく第1子を出産した。適度に都会で、自然は多く、子育てもしやすく周りの環境にはとても恵まれたが、自分は専……[続きを読む]

2021.11.06 【書評】
【今週の労務書】『問題社員トラブル円満解決の実践的手法  訴訟発展リスクを9割減らせる退職勧奨の進め方』

タイプ別に指導法を指南  能力不足にもかかわらず改善の意欲がない、指示に従わず反論を繰り返す、ハラスメントで職場環境を悪化させる――本書はこうした「問題社員」が引き起こすトラブルを退職勧奨によって解決に導く方法を解説している。  著者は退職勧奨をする際に最も重要となるのは「自己認識のゆがみを修正させる努力」と強調する。問題社員は自分が正し……[続きを読む]

2020.05.05 【助言・指導 あっせん好事例集】
【助言・指導 あっせん好事例集】通勤の便悪いと配転拒否 所属部門全体が遠隔地に引っ越し

 社内のシステム部門が、執務環境対策等の必要から、本社とは離れた場所に引っ越すことに決まりました。しかし、部員の1人が「通勤時間が長くなる」などの理由で受け入れません。「元から配転を希望していた」ので、この機会に本社内の他部署に移りたいと主張します。両者の意見は平行線をたどり、結局、紛争調整委員会のあっせんに委ねられることになりました。……[続きを読む]

2017.08.07 【主張】
【主張】日本型雇用の利点生かせ

 長年にわたり「崩壊」が叫ばれてきた日本型雇用慣行が、実際には揺るぎなく存続していることが明確になった。評論家や学者でもない現実の日本経済を支えている経済界から聞こえてきた声である。  経済同友会(小林喜光代表幹事)がこのほどまとめた報告書によると、「複雑に絡み合った『岩盤』」である日本型雇用慣行は、「ほぼ原形のまま」に横たわっているとの……[続きを読む]

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