『過労死ライン』の労働関連コラム

2021.07.15 【主張】
【主張】予見性高い過労死基準に

 厚生労働省は、脳・心臓疾患の労災認定基準を見直す方針である(関連記事=脳・心疾患労災認定基準 勤務時間の不規則性重視 インターバルを考慮 厚労省)。労働時間以外に、勤務時間の不規則性を重視し、労働時間数と総合して業務上外認定するとした。現行では、ほぼ「過労死ライン」の労働時間基準に沿った認定を行っており明確といえるが、勤務時間の不規則性……[続きを読む]

2020.07.16 【主張】
【主張】恒常的残業リスク高まる

 東京地裁は、アクサ生命保険事件(令2・6・10判決)で、労働者に月40時間程度の残業を行わせていた使用者を安全配慮義務違反と認定し慰謝料支払いを命じた(本紙7月13日号3面に詳細)。訴えた労働者は、うつ病など具体的疾患を発症していない。  これまで、脳・心疾患などが現実として発症し、原因となった過重労働に対する安全配慮義務違反が問われる……[続きを読む]

2019.05.20 【監督指導動向】
過労死ライン超え 7事業場で 30年度過重労働解消キャンペーン 和歌山労働局

 和歌山労働局は、平成30年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督結果を取りまとめた。それによると、監督指導を実施した47事業場のうち、30事業場(63.8%)で労働基準関係法令違反があった。  違法な時間外労働は9事業場(19.1%)であった。そのうち過労死ラインである月80時間を超える時間外・休日労働は5事業場、……[続きを読む]

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