『酸欠』の労働関連コラム

2021.09.28 【書評】
【安全衛生・お薦めの一冊】『元レスキュー隊員がみた最近の労災事故 事例から学ぶヒューマンエラーの予防策』

事故の裏側に「こんなこと」  消防本部やレスキュー隊で長年働いてきた著者が、さまざまな事故・労働災害を分析。死亡災害を中心に墜落・転落、重機、酸欠、爆発など35の事例から得た教訓や対策、持つべき安全意識を示している。  労働災害の多くは、「こんなことで」と思うような些細な不安全行動から発生しているという。安全帯をかける場所がなかったので使……[続きを読む]

2021.01.05 【送検記事】
冷凍車で労働者死亡 酸素濃度測定器の設置怠った運送業者を送検 静岡労基署

 静岡労働基準監督署は、液体窒素を用いる冷凍車に酸素濃度測定器具を設置していなかったとして、運送業者と同社専務取締役を安全衛生法第22条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで静岡地検に書類送検した。冷凍車の荷台に入った労働者が急性窒息で死亡している。  災害は令和2年5月17日、取引先の事業場内で発生した。労働者は1人で冷凍車内に液体窒素……[続きを読む]

2020.05.19 【送検記事】
作業場所の酸素濃度を測定せずに送検 建設業者を送検 和歌山労基署

 和歌山労働基準監督署は、令和元年9月に発生した死亡労働災害に関連して、建設業者と同社取締役を労働安全衛生法第65条(作業環境測定)違反の容疑で和歌山地検に書類送検した。作業開始前に空気中の酸素濃度を測定していなかった疑い。  労災は和歌山市内の建設工事現場で発生したもの。同社は下請として入場して型枠解体作業を労働者に行わせる際、作業場所……[続きを読む]

2018.12.04 【監督指導動向】
第3次産業中心に死亡労災急増 31年1月まで「根絶運動」を展開 兵庫労働局

 兵庫労働局は、死亡労働災害が急増しているため、「兵庫緊急死亡労働災害根絶運動」を31年1月末まで展開する。 同労働局管内では11月6日現在、労災による死亡者数が全国ワースト5位の32人に上っている。このうち10人が9月以降に集中。すでに昨年1年間の兵庫県内における死亡者数30人を上回っており、対策が急がれる状況だ。 中でも第3次産業にお……[続きを読む]

2018.10.09 【送検記事】
設備清掃作業中に新入社員が死亡 作業主任者未選任などで飲料製造販売業者を送検 富士労基署

 静岡・富士労働基準監督署は、清掃作業中の安全対策を怠ったとして、缶コーヒー等の飲料の製造販売業者と同社富士工場の工場長および課長の計1法人2人を労働安全衛生法違反の容疑で静岡地検富士支部に書類送検した。平成29年11月、同社で働いていた18歳の新入社員が低酸素脳症で死亡する労働災害が発生している。  被災した労働者は製造する製品が変わる……[続きを読む]

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