『離職』の労働関連コラム

2025.01.18 【書評】
【今週の労務書】『個人と組織の心理的距離』 NEW

「離れる行動」に要注意  本書では、個人の心理的な変容と行動が、組織との関係性にどう影響するかを分析している。個人は組織に所属している限り、日々の業務や周囲とのかかわりなどの経験によって心が揺れ動き、組織との関係性を模索するために行動する、といったプロセスを繰り返すとした。  行動は、「組織に近づく」、「離れる」、「距離を置き、保つ」の3……[続きを読む]

2024.10.28 【労働行政最新情報】
新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)―3割以上の新卒者が就職3年以内に離職(厚労省)

就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者38.4%、新規大卒就職者34.9%  厚生労働省は、令和3年3月に卒業した新規学卒就職者の離職状況を取りまとめ、公表した。  就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が38.4%(前年度と比較して1.4ポイント上昇)、新規大学卒就職者が34.9%(同2.6ポイント上昇)となった。  離職状況の概要は……[続きを読む]

2024.10.26 【書評】
【今週の労務書】『キャリアブレイク 手放すことは空白ではない』

採用問題解決の糸口に  本書の定義によると、キャリアブレイクとは「今まで中心的に活動してきたキャリアの役割を手放すことによって、新しいキャリアの役割に向けて自分と社会を見つめ直している期間」を指す。女性の離職期間の経験などを研究してきた著者は、キャリアについて「ブランク(空白)」はないと主張している。  読み応えがあるのは、キャリアブレイ……[続きを読む]

2024.08.27 【労働行政最新情報】
令和5年「雇用動向調査」の調査結果―入職率、離職率ともに上昇、入職超過率は拡大(厚労省)

 厚生労働省は、令和6年8月27日、令和5年「雇用動向調査」の結果を取りまとめ、公表した。  「雇用動向調査」は、全国の主要産業の事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施されている。今回の結果は、この2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたも……[続きを読む]

2024.06.26 【主張】
【主張】定着促す賃金原資配分を

 三十数年ぶりの大幅な賃上げの一方、新卒採用市場ではそれを上回る初任給の引上げが続いている。来年3月卒を対象にした本紙大卒初任給調査では、事務系総合職は25万円弱まで高まった(6月17日号1面既報)。原則として固定残業代を含む首都圏勤務時の水準を集計しているとはいえ、前年比で1万7000円を超える伸びには驚かされる。水準を引き上げた企業の……[続きを読む]

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。