『高齢者雇用』の労働関連コラム

2024.09.01 【社労士プラザ】
楽しい仕事を提供しよう/安藤社会保険労務士事務所 代表 安藤 政明

 私が子供のころ、60歳はお爺ちゃん・お婆ちゃんで、70歳といえばかなりの老人というイメージだった。現在70歳の世代が生まれた昭和30年の平均寿命は、男性63.6歳、女性67.7歳。70歳を古稀と名付けたのは大昔のことだろうが、昭和に入ってもなお本当に古稀だったのである。それが今や、70歳以降も働くという者が約4割を占めるという。背景に、……[続きを読む]

2024.07.17 【監督指導動向】
労災発生状況 外国人で前年比17%増加 高齢者も1割増 愛知労働局・令和5年

 愛知労働局がまとめた令和5年の労働災害発生状況によると、外国人労働者の死傷者数(新型コロナウイルスを除く)は674人で前年578人から16.6%増加した。全体の死傷者数は7817人で、外国人が占める割合は8.6%となっている。  被災者の内訳を国籍別にみるとブラジル人が186人(27.6%)で最も多い。以下、ベトナム人160人(23.7……[続きを読む]

2024.07.11 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第73回 『電車たちの「第二の人生」』 梅原 淳 著/内田 賢

人間の“再雇用”に似たり  地方の中小私鉄ホームに見覚えのある電車がたたずんでいることがある。かつて関東や関西の大手私鉄で走っていた電車だ。本書はこのように新天地で活躍することとなった電車たちのドラマである。  本書の帯の文章が面白い。「前略、みなさん、いかがお過ごしですか。今は働く場所こそ変わりましたが、元気に走り続けています。再会でき……[続きを読む]

2024.04.25 【主張】
【主張】シニア処遇は社会的課題

 経団連は、高齢社員の活躍推進に向け、担う職務・役割と整合性の取れた賃金水準を設定すべき――などとする報告書をまとめた。現状のさまざまな課題を指摘しつつ、シニアの活用は深刻さを増す労働力問題への対応の鍵になり、イノベーション創出や生産性の改善・向上にもつながると強調している。  60歳定年を前提に処遇ルールが完備されている大企業にとって、……[続きを読む]

2024.03.02 【助成金の解説】
【助成金の解説】特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)/岡 佳伸

障害者等の就職困難者の就職を手助け  この助成金は、高年齢者や障害者、母子家庭の母等などの就職が特に困難な方を、ハローワークや民間の職業紹介事業者などの紹介により、継続して雇用する労働者として雇い入れる事業主に対して支給されるものです。対象労働者の類型と企業規模に応じて、1人あたり60万円から240万円までの助成金が支給されます。支給対象……[続きを読む]

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